“このようなアナロジーのもとに、わたしたちはコンニャク情報というものの存在をかんがえることができる。つまり、ただ感覚器官、脳神経系を通過するだけで、とくに行動上のメリットをともなわない情報のことである。このような情報の存在をかんがえることによって、情報の概念は大はばに拡張されるであろう。情報には、なんの利益ももたらさないし、プラグマティックな意味ももたないものもたくさん存在するのである。”

情報の文明学 / 梅棹忠夫